令和4年度事業報告の概要
T 主要事業
1. 法人本部
- (1) 法人の経営組織のガバナンスの強化
- ・評議員会、理事会及び地域運営協議会の適切な運営
- ・業務執行理事体制による法人運営の推進
- ・監査室による内部監査の実施
- (2) 安定した経営基盤の確立、業務の効率化等
- ・「経営企画会議」による経営分析や改善方策の検討・提言
- ・記録業務の効率化等のためのICTの導入促進
- ・「福祉の就職総合フェア」への参加や大学等との関係強化のための職員の
- 出身校への訪問による人材確保
2. 新型コロナウイルス感染症への対応
- (1) 「旭川荘対策本部」による感染情報の収集・提供、助言・指導
- (2) 「旭川荘の対応方針」の策定による統一的な感染防止対策の徹底
- (3) 集団感染発生時の他施設からの職員応援体制
- (4) 感染防止対策の徹底による各種行事等の再開
3. 安全・防災
- (1)減災対策の実施
- 新型コロナウイルス感染防止に配慮した防災訓練の実施
- ・祇園地区(7月1日、10月20日)、ひらた地区(5月25日、2月22日)、
- 備前支部(6月14日、11月15日)、備中支部(5月19日)、愛媛支部
- (9月29日、11月12日、1月26日)
- ・LPガス非常用発電機の設置(旭川乳児院)
- (2) 福祉避難所(6か所)の受入体制の強化
- (3) 業務継続計画(BCP)の見直し
4. 障害福祉分野
- (1) わかば寮の建替整備工事 T期工事(3月完成)
- (2) 地域生活ホームの増設(7月 たかはし松風寮・10月 わかば寮)
- (3) 引きこもり者の居場所づくりの取組み(たかはし松風寮指定相談支援事
- 業所、せとうち旭川荘、ひらた旭川荘地域活動支援センター)
- (4) 就労支援事業における特色ある製品づくりと販売促進
- ・真庭産ヒノキ使用の透かし彫りコースターの制作(真庭地域センター)
- ・「ふくのいち」に11施設出店(5月11日〜6月30 宮脇書店総社店)、
- 「つながる市」に4施設出店(5月29日 アリオ倉敷)、「岡山駅前よりよ
- り市」に吉備ワークホーム出店(6月25日、7月30日 岡山駅前商店街)
- ・専門学校との連携による製品づくりとファッションショーの開催
- (2月1日 のぞみ寮、吉備ワークホーム)
5. 高齢者福祉分野
- (1) 高齢の知的障害者の受入れ(旭川敬老園 2人)
- (2) 多職種協働による看取りへの積極的な取組みと家族支援(ひだまり苑 14件)
- (3) 高齢者の摂食・嚥下機能回復のための摂食機能療法の実施(北宇和病院 7,861件)
- (4) LIFE(科学的介護情報システム)の活用によるケアの質の向上への取組み
- (旭川敬老園、ひだまり苑、結びの杜ホーム、グループホームよしい川)
6. 児童福祉分野
- (1) 児童の心理的ケア及び家族支援の充実(津島児童学院)
- (2) 小規模グループケアによる家庭的養護の推進(旭川乳児院)
- (3) 医療的ケア児の安全な受入れ及び適切な保育の持続のためガイドライン
- の策定(ひらたえがお保育園)
- (4) 診断前支援の充実強化
- (みどり学園・ひよこ教室、わかくさ学園いちご・いちご広場)
7. 医療福祉分野
- (1) 医療的ケア児支援センターの運営受託(療育・医療センター 相談237件)
- (2) 在宅障害児・者への訪問診療の充実(療育・医療センター 168件)
- (3) 新型コロナウイルス感染症の検査体制の整備及び医師の指示・助言によ
- る個別事案への迅速な対応(療育・医療センター)
- (3) 発達外来の初診待機者を対象とした「ひまわり外来」の実施
- (療育・医療センター)
8. 地域医療分野
- (1) 地域の生活様式の変化に合わせた在宅医療の推進(川上診療所)
- (2) 地域に密着した歯科診療の充実(川上歯科診療所)
- (3) 慢性心不全外来の充実(南愛媛病院)
- (4) ICTを活用した訪問看護提供体制の充実強化(北宇和病院)
9. 教育・研修、研究分野
- (1) 職員研修の充実
- ・新任職員研修等階層別、職能別、テーマ別研修
- (※ビデオ研修、Web方式による研修等 10回)
- (2) 喀痰吸引等の医療的ケアを行える介護福祉士・保育士の養成(5人)
- (3) 強度行動障害の支援力向上のための研修(6日 10人)
- (4) 総合研究所の機能強化
- ・高齢知的障害者の認知症に関する研究の継続
- ・「医療的ケア児」の地域におけるインクルーシブな支援体制の構築に関す
- る国際比較研究(橋本財団助成金)
- ・知的障害者による支援者評価に関する研究
- ・第40回旭川荘医療福祉学会Web方式による開催(11月24〜25日)
10. 国際交流・協力分野
- (1) 上海市の日本人幼稚園2園・小学校1校との発達障害児支援のWebカンフ
- ァレンス及び基礎講座の実施(10回)
- (2) 日中韓児童友好絵画展に作品の特別展示
- (8月8〜12日 中国文化センター)
- (3) 外国人介護人材の受入れ
- (ベトナム・ミャンマー・インドネシア 正職員5人、留学生6人)
11. 芸術・スポーツ活動
- (1) 芸術活動の振興
- ・旭川荘アートギャラリーの活動(特別展 4回)
- ・第8回グラチア音楽賞の授与式・受賞記念コンサートの開催(12月6日)
- ・第6回「きらぼし★アート展」への出展(11月26日〜12月4日)
- ・作品の移動展示(みずほ証券、岡山マツダ、トマト銀行等)
- (2) 障害者スポーツの振興
- ・職員と利用児によるティーボール交流会の開催(11月3日)
- ・ボッチャ交流大会の開催(12月18日)
- ・卓球バレー交流大会・指導者講習会の開催(9月18日)
- ・全国障害者スポーツ大会への参加(10月29〜31日)
12. 地域公益活動
- (1) 中山間地の経済的困窮者や社会的孤立者に対する見守り等の支援
- (川上診療所 状態悪化時の搬送4件、見守り支援 医師訪問8件、
- 看護師訪問5件、医師及び看護師電話417件)
- (2) 「ふれあい農園」における利用者と地域の児童との交流(祇園地区)
- (3) 「結びの杜サロン」の開催(三世代交流センター 3回)
- (4) 小中学生の「福祉の職場見学・体験ツアー」の受入れ
- (8月19日 竜ノ口寮・吉備ワークホーム 11人)
- (5) 社会福祉協議会と連携した地域公益活動の推進(旭川荘真庭地域センタ
- ー、たかはし松風寮、せとうち旭川荘、いんべ通園センター)
U 内部管理体制
1 基本方針の制定(平成29年5月25日理事会)
2 運用状況の概要
経営に関する管理体制、リスク管理に関する体制、コンプライアンスに
関する管理体制及び監査環境の整備に努めた。
【資料】
- 旭川荘の現況(令和5年4月1日現在)
- 1 施設数及び利用定員
- 区 分 施設数 利用定員(人)
- 障害福祉分野 61 1,192人
- 障害医療福祉分野 4 543人
- 高齢福祉分野 7 267人
- 児童福祉分野 5 205人
- 地域医療分野 5 150人
- 研究・研修分野 3 −
- 合 計 85 2,357人
- ※障害福祉分野 37のグループホーム(定員177人)を含む。
- 2 職員数の状況
- 2,026人(臨時職員を含む。)