織工房ORIKOUBOU

アトリエ夢工房 織工房

織工房NOW

更新日:2014.10.7(月)
「織り工房半世紀の歩み展」を開催!
期間/2014年9月1日~11月14日 平日午前9:00~午後16:00まで(入場無料)
場所/旭川莊アートギャラリー (岡山市北区)


 旭川学園の重度棟「愛育寮」時代から続いている織り工房の『歴史』と『今』を、昔使用していた道具や歴史的な資料を通して、感じていただく展覧会です。  現在製作している結び織りマットやこぎん刺繍も展示します。地域とともに発展してきた織り工房の輝かしい半世紀の歩みを、ぜひご覧ください。

織工房について

織工房は10名の利用者が、結び織りマット、こぎん刺繍、
刺し子、手紡ぎ糸での機織りなどの制作を行っています。
これらの手工芸制作は半世紀にわたって続けられ、丁寧につくられた作品は国内外で高い評価を頂くまでになりました。

 結び織りマットは、倉敷民芸館の初代館長 外村(とのむら)吉之助(きちのすけ)氏の支援を得て昭和34年(1959)より始められたものです。当初より古いセーターをほどいてマットにしており、「もったいない」が用の美となりました。ほどいて、かせにして、洗い、玉巻きにして色を合わせ、結ぶ。こうして作られたマットは、再び暮らしを彩るものとなります。

 また、手紡ぎ糸の織物は、綿花を栽培することから始まります。畝作り(5月)、種蒔(6月)、施肥・開花(9月)、収穫(10月)を行い、糸繰りし、藍染め、織りを行っています。

 そして、こぎん刺繍は江戸時代のころ補強、保温のために刺し繕うことから始まり、しだいに身の回りの自然などを取り入れた模様を生み出しました。
 制作過程では、作業の内容や手順をひとり一人に合わせ、また絵や文字や図案などを用い、理解を助けコミュニケーションを図る工夫に努めています。
見学に訪れてくださる方々の、お褒めや励ましの言葉が励みとなって毎日こつこつ制作しています。

  • 織工房作品
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織工房の歴史

さいとう工房
1959(昭和34) 旭川学園において、手工芸班発足
1966(昭和41) 荘内外で展時即売を開始
1980(昭和55) 愛育寮開設
1986(昭和61) 女子手工芸作業棟完成
「第24回精神的に障害を持つ人びとによる芸術祭」(ロンドン)
刺繍作品入選
1990(平成2) 愛育寮創設10周年記念品として、大タペストリーを作成
1997(平成9) 愛育寮作品展開催(早島町いかしの舎)
2006(平成18) 岡山市オリエント美術館のショップにて販売開始
アトリエ夢工房完成
2011(平成23) 「こぎん刺繍二人展」開催(後楽ホテル)
2012(平成24) 「小さなマット展」開催(後楽ホテル)
織工房作品巡回展開催(岡山市内公民館)
サマーワークショップ(一日制作体験)開催

TEL織工房へのお問い合わせは TEL.086-275-2458